第十七話 〜精神と時の部屋〜

前回、ザイコーは、悟空たちに修行のためにと五日間の猶予を与えたのであった。

悟空「さて、んじゃ、行くか。」
一同は、悟空につかまり瞬間移動で、神殿へと移動した。

ポポ「待ってたぞ、部屋を使うか?こっちだ。ついてこい」

悟空「ちょっと待ってくれ、ブロリーのヤツも連れてきちゃうわ」
そう言うと、悟空は瞬間移動で、ブロリーの元へ移動した。

ブロリー「カ・カカロット!!なにしにきやがった」
悟空「おめえは、天才だ。いままでろくに修行したことなんてなかっただろ?」
トランクスと、組み手とかしてみろよ」
ブロリー「なに?」
悟空「一日で、何年も修行できる不思議な部屋があるんだ。行こうぜ」
ブロリー「ホントか?しかたない、あのトランクスとかいうヤツも
キライじゃないしな。つきあってやるか」
悟空「そう言ってくれると思ったぜ」「じゃあ、行くぜ」

−再び、神殿へ−

ポポ「そうだ、説明するまでもないが、今のおまえたちの力があれば、
入り口が消えても、空間を捻じ曲げて出てこれる。」
ピッコロ「昔、ブウとゴテンクスが、実現してくれたからな」
悟空「そりゃいいや、願ったりだ」
ポポ「誰から入る?」
悟空「トランクスとブロリーから先に入ってくれ」

−トランクス(青年)とブロリーは部屋へ入った−

トランクス「ブロリーさん、多分、あなたは、今まで一人でしか修行
したことが、いや、修行さえまともにしたことがないと思います。」
「だから恥かしがらずに、ボクになんでも聞いてくださいね」
ブロリー「・・・あ・・ああ、わかった。」

悟空「頑張れよ!ブロリー!」
「さてと、そういや、腹、減ったなぁ〜〜、ポポ。仙豆あるか?」
悟飯「ちょ、ちょっと待ってくださいよ、とうさん。一回、母さんの
とこに帰ってご飯を食べましょうよ。」
悟空「へ?だって、オラ、今すぐ、食いてぇよ」
ベジータ「カカロット!きさまは女心が、まるで分かってないな!」
「今度の件は、チチからしたら、おまえは浮気みたいなもんなんだぞ!」
「さっさと帰りやがれ!」
悟空「え?なんで、おまえが、そんなことが分かるんだ?」
ベジータ「フン、女ってのは、そんなもんだ・・(ちょっと赤くなる)」
ピッコロ「恋愛感情ってやつか・・わからん・・・・。」
トランクス(チビ)「悟天のパパ、ホントに分かってないのか?」
悟天「・・・そうみたい・・・。」

−チチのもとへ行く−

チチ「ああ、悟飯ちゃん、悟天ちゃん、無事だったべか!?」
「ほらほら夕食の用意が出来てるべさ!たんとお食べ!!」
悟飯、悟天「うん」
悟空「た・・ただいま」
チチ「・・・あら?どなただべ?悟飯ちゃん、この人ダレだべさ?」
悟飯「い・・いやだなぁ〜おとうさんじゃないですかぁ〜 ・・ハハ」
悟空「チチ・・あ、あのさ・・・オラ・・・」
チチ「・・・冗談だべ、ほら、悟空さも喰った、喰った」

−チチは、悟空の子、ザイコーのことに戸惑いはあったものの
実際には、ライラ姫に言い寄られても、拒否したことが本当は
嬉しかったのだ。しかし、不可抗力とはいえ、ザイコーは悟空の
子。少しは、すねてみたかったのであった・・・。−

悟空「ああ、オラ、腹、減って腹、減って、早くチチのメシが
食べたかったんだ〜〜!!」
チチ「調子いいんだべからさ・・悟空さは・・。フフ」

悟飯と悟天は、小声で(良かった・・・一安心だよ)

悟空たちが、ガツガツ、メシを喰っている頃、

ベジータ「・・・暇だ!ブロリーらが出てくるまで、待てん!!」
「トランクス!家に帰って、トレーニングルームで修行するぞ!」

そして、部屋の中では、

トランクス(青年)が、持っている知識、技のすべてをブロリーに
ぶつけ与えている。

トランクス「はあああああああ!!!!!!」
ブロリー「こおおおおおおおおぉぉぉ!!!!!」

−再び、悟空たちに戻り−

悟空「喰ったぁ、喰ったぁ〜、やっぱメシはチチのが一番だ!」
チチ「悟空さったら・・ ・・(ちょっと嬉しそう)」
悟天「ねえねえ、ちょっと、腹ごなしに動こうよ!」
悟飯「そうだな、どうするか」
悟空「よし!地球を100周してからゴールは、神様んちで競争しようぜ」
悟天「ええ〜〜!瞬間移動は絶対、ナシだからね〜〜!!」

ナレーション:精神と時の部屋では、順調に修行しているブロリーら、悟空もチチの
仲も心配するには至らず、解決したのであった。そんな中、ベジータは、部屋の順番を
待ちきれず、イライラしながら、家へと帰った。そんなにイライラすると、ますます
抜け毛が増えるぞ!ベジータ!!と、チビトランクスが思ったかどうか・・・。
果たして、次回は、どうなる?

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